調停には双方の当事者から話を聞くことが義務付けられている為、原則として本人が出頭しなければなりません。弁護士を代理人に立てることも出来ますが離婚成立が決定するときは本人が出頭しなければなりません。
その場合には、弁護士と一緒に出頭することも出来ます。
相手方が出頭を拒否した場合は、調査官が事情を調べ、正当な理由が無ければ出頭を勧告します。殆どはこれで出頭しますが、それでも出頭しなければ5万円以下の科料が課せられます。
しかしなおも出頭しない場合は、調停不成立となり、離婚の訴訟を起こせます。
浮気されて冷静ではいられないのもわかりますが、調停では自らの主張のみを話すのではなく、調停員の話を聞きながら的確に答えることがよいでしょう。
事前に弁護士と打合せをしておくこともポイントです。
この時に相手側が調査の事を知らないと「浮気はしていない」と主張する可能性もありますので、全て今ある証拠を見せてしまうのは得策とは言えません。
相手も弁護士に相談するなど何らかの準備を講じてくるでしょうし、本来調停などでウソをつかせたあとに最後に証拠を出しますので慰謝料を取れないという事は無いと思われますが減額してしまう場合があります。
パートナーの浮気可能性があったものの、誰にも相談できず、不利な協議離婚で別れたり、気づけば「旦那が女を作って逃げ、生活費も入らず苦しい思いをしている」といった話もよく聞きます。
そんな状況になる前に、浮気を事前に察知し最善の対処をすることは浮気の悩み、離婚の苦痛があるにせよ、これからの人生を考えれば避けて通る事の出来ない事かも知れません。