ストーカー行為を事前に警察に相談、登録しておくと、被害に遭って110番通報したさい、 警察のパソコン上に通報者の住所や「尾行された」「自宅近くで待ち伏せされた」などの相談内容が表れ、短い会話でも警察官が急行するシステムが導入されています。突然、強姦や殺人などの凶悪事件に発展するこ ともあるため、まずは警察に相談し登録をお勧めします。
全国どこにいても、自宅のプッシュ回線電話や公衆電話のほか、携帯電話やPHSから、記号の#を押したあと、数字の9110の順に押すと電話をかけた地域を管 轄する警察本部の総合相談室に直接つながります。
- 身近な人に相談しましょう
- ストーカーが同じ職場、学校の人物の可能性がある場合、会社の上司や先生に相談してください。そして、同僚、友人等多くの人に「ストーカーの件で相談した」ことを話すことです。いずれ、ストーカー本人が噂を耳にしますので、ストーカーを止める効果があります。
- 帰宅時の電気の有無
- 週に何日かは、居間の電気を朝からつけっぱなしにして外出しましよう。
夜間の帰宅で、必ず暗い部屋の明かりが点くようでは、1人暮らしであることを宣言しているようなもので、注意が肝心。部屋に誰も居なくても、玄関を開ける際に、必ず「ただいま~」と言うことも、部屋に他の人物が居る可能性を示唆します。
- 不法侵入の可能性
- 帰宅時に、ストーカー、もしくは不審人物の侵入の可能性を知ることも可能です。
外出時にドアを閉め、鍵をかけた後に、ドアの隙間、地面から5cmほどの場所に、小さく折った紙を挟んでおきましょう。ここで大事なことは、風で落ちる可能性を考えて、しっかり挟むことです。帰宅時にその紙が落ちていたならば、ドアが開けられ、誰かが侵入した可能性があります。
その場合はあわてず、誰かに連絡を取り対処しましょう。
- ストーカーの存在を意識したら
- 常に尾行の有無を確認する習慣を身につけましょう。歩行中にまがり角をまがったら、立止まり、ランダムに逆行する。大きなウィンドウガラスの前に立ってガラス越しに自分の後ろを確認する。尾行されていると感じたら、携帯電話でタクシーを呼び、適当に走ってもらってから自宅に帰るのも有効です。乗り物に乗ると相手は尾行が困難になります。
- 車で移動するとき
- 女性が深夜1人で車を運転する場合、助手席のリクライニングを倒して、いかにも「誰かが乗っている」と相手に思わせましょう。後ろに車がついているときは、時々助手席に向かって話し掛ける振りをすることも効果があります。
深夜女性が1人で運転していることが分かっただけで尾行をされることもあります。
また、ほんの少しでも車を離れるときは、必ず全部ロックしましょう。
どこかのドアロックがされていなかったために、車内に忍び込まれ、帰ってきて車に乗ったところを襲われたケースもあります。
- 相手に毅然と拒絶を伝える
- 「警察に訴える」「やめろ」など短い言葉で毅然と拒絶してすぐ電話を切ります。
”音声変換器” (女性の声を男性の声に変換する機械)を利用すればで、相手は男性の声を聞くことになり、かなり効果があります。
- 電話の機能でいたずら電話を防止
- NTT迷惑電話撃退サービス・NTTに申し込みが必要ですが、いたずら電話がかかってきたら、交換機が迷惑電話の電話番号を記憶、以後通話をつながない応対してくれるサービスや184サービスや、136をダイヤルすると、誰からかかった電話か、発信者番号をアナウンスする機能を利用できます。
NTT迷惑電話撃退サービスでおおよその迷惑電話は撃退できるのでいたずら電話で困っている人はすぐに利用すべきです。
しかし万全ではなく「公衆電話」からの電話は撃退できないので、民間で発売 している「迷惑電話撃退商品」を購入して対応するのもひとつの方法です。